出典:一般財団法人日本データ通信協会 電気通信国家試験センター『工事担任者試験問題』より引用・作成
問題
次の文章の$\boxed{ }$内に、選択肢の中から、「電気通信事業法」又は「電気通信事業法施行規則」に規定する内容に照らして最も適したものを選び、その番号を記せ。
電気通信事業法に規定する「重要通信の確保」又は「業務の改善命令」について述べた次の文章のうち、誤っているものは、$\boxed{ }$である。
| ① | 電気通信事業者は、天災、事変その他の非常事態が発生し、又は発生するおそれがあるときは、災害の予防若しくは救援、交通、通信若しくは電力の供給の確保又は秩序の維持のために必要な事項を内容とする通信を優先的に取り扱わなければならない。 |
| ② | 重要通信を優先的に取り扱わなければならない場合において、電気通信事業者は、必要があるときは、総務省令で定める基準に従い、電気通信業務の一部を停止することができる。 |
| ③ | 電気通信事業者は、重要通信の円滑な実施を他の電気通信事業者と相互に連携を図りつつ確保するため、他の電気通信事業者と電気通信設備を相互に接続する場合には、総務大臣に届け出た業務規定に基づき、重要通信の優先的な取扱いについて取り決めることその他の必要な措置を講じなければならない。 |
| ④ | 総務大臣は、電気通信事業者の業務の方法に関し通信の秘密の確保に支障があると認めるときは、当該電気通信事業者に対し、利用者の利益又は公共の利益を確保するために必要な限度において、業務の方法の改善その他の措置をとりべきことを命ずることができる。 |
正解 3
- ①は「電気通信事業法」において、非常事態が発生した際の通信の優先的取り扱いに関する規定を正確に述べている。
- ②は重要通信を優先的に取り扱う必要がある場合に、電気通信業務の一部を停止することができるという規定を正確に述べている。
- ③の「総務大臣に届け出た業務規定に基づき、重要通信の優先的な取扱いについて取り決めることその他の必要な措置を講じなければならない」という部分は、「電気通信事業法」の規定とは異なる。実際の法律では、このような届け出や業務規定に基づく取り決めの規定は存在しない。
- ④は総務大臣が電気通信事業者の業務の方法に関して命令を出す際の基準として述べられており、法律の内容と一致している。
ポイント
- 重要通信の確保における事業者間の相互連携や業務規定に基づく取り決めの義務に関する正確な規定内容を押さえる。
- 非常事態における重要通信の優先的取扱いについては、事業者の義務や業務の停止に関する規定が定められている。
- 業務の改善命令の要件(利用者の利益や公共の利益の確保に必要な限度)を正しく理解する。
重要事項
| 用語 | 解説 |
| 重要通信の確保 | 非常事態時において、災害予防や救援、秩序維持等のための通信を優先的に取り扱う制度。 |
| 業務の改善命令 | 総務大臣が利用者の利益や公共の利益を確保するため必要な限度において、事業者へ業務方法の改善等を命ずる処分。 |
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