出典:一般財団法人日本データ通信協会 電気通信国家試験センター『工事担任者試験問題』より引用・作成
問題
次の文章の$\boxed{ }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
PPP接続時におけるユーザ認証について述べた次の二つの記述は、$\boxed{ }$。
A PAP認証では、認証のためのユーザIDとパスワードは暗号化されずにそのまま送られる。
B CHAP認証は、チャレンジレスポンス方式の仕組みを利用することによりネットワーク上でパスワードをそのままでは送らないため、PAP認証と比較してセキュリティレベルが高いとされている。
| ① | Aのみ正しい |
| ② | Bのみ正しい |
| ③ | AもBも正しい |
| ④ | AもBも正しくない |
正解 3
Aの記述について: PAP (Password Authentication Protocol) は、PPP接続時のユーザ認証プロトコルの一つです。PAP認証では、ユーザIDとパスワードは平文(暗号化されていない状態)で送信されます。このため、セキュリティの観点からは弱いとされています。
Bの記述について: CHAP (Challenge Handshake Authentication Protocol) は、PPP接続時のユーザ認証プロトコルの一つで、チャレンジレスポンス方式を利用しています。この方式では、サーバからのチャレンジ(ランダムな値)に対して、クライアントはそのチャレンジと秘密のパスワードを使用してレスポンスを生成し、そのレスポンスをサーバに送信します。このため、ネットワーク上でパスワードをそのまま送信することはありません。この特性により、CHAPはPAPよりもセキュリティレベルが高いとされています。
ポイント
- PAPとCHAPのセキュリティの違い:
- PAP: パスワードをそのまま(平文で)流すため危険。
- CHAP: チャレンジレスポンス方式により、パスワードを直接流さずに認証するため安全。
重要語句
| 用語 | 解説・特徴 |
| PAP | ユーザIDとパスワードを平文で送信するシンプルなPPP認証プロトコル。 |
| CHAP | チャレンジとレスポンスのやり取りにより、パスワードを直接送らずに安全に認証を行うプロトコル。 |
| チャレンジレスポンス方式 | 認証の都度異なる値(チャレンジ)を送り、それにパスワード等を加味した計算結果(レスポンス)で証明する方式。 |
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