【技術】《情報セキュリティ技術》(R1第2回-問6(2))バイオメトリクス認証について

出典:一般財団法人日本データ通信協会 電気通信国家試験センター『工事担任者試験問題』より引用・作成

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

バイオメトリクス認証では、認証時における被認証者本人の体調、環境などにより入力される生体情報が変動する可能性があるため、照合結果の判定には一定の許容範囲を持たせる必要がある。許容範囲は、本人拒否率と他人受入率を考慮して判定の$\boxed{   }$を設定することにより決定される。

しきい値
確率分布
3$\sigma$
標準偏差
正解 1

バイオメトリクス認証において、照合結果の判定には「しきい値」を設定することが一般的です。しきい値は、認証が成功するか失敗するかを判定するための基準となる値であり、この値を基にして生体情報の照合結果が本人であると認定されるか、他人であると認定されるかが決定されます。しきい値を高く設定すると認証の厳格性が高まり、誤認証のリスクが低くなりますが、本人であるにも関わらず認証が拒否されるリスクが高まる可能性があります。逆に、しきい値を低く設定すると認証の厳格性が低くなり、誤認証のリスクが高まる可能性があります。このため、適切なしきい値の設定が必要となります。

ポイント
  • しきい値(閾値)の調整:
    • しきい値を厳しくすると他人受入率(FAR)は下がりますが本人拒否率(FRR)が上がり、逆に甘くすると本人拒否率は下がりますが他人受入率が上がります。このトレードオフを考慮してしきい値を設定します。
  • 生体情報の変動性:
    • 指紋、静脈、顔などの生体情報は環境や経年変化によって変動するため、厳密な一致ではなく類似度などを算出して判定します。
重要語句
用語解説・特徴
バイオメトリクス認証指紋、虹彩、静脈などの身体的特徴や、声紋、署名などの行動的特徴を用いて本人確認を行う認証技術。
しきい値 (閾値)判定を行うための境界となる基準値。生体認証では一致度の判定基準として使われる。
本人拒否率 / 他人受入率生体認証の精度評価に使われる指標。FRR(False Rejection Rate)とFAR(False Acceptance Rate)。
タイトルとURLをコピーしました