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【技術】《トラヒック理論》(R3第2回-問5(5))レイヤ3スイッチについて

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

ネットワークを構成する機器であるレイヤ3スイッチについて述べた次の記述のうち、誤っているものは、$\boxed{   }$である。

レイヤ3スイッチは、VLANとして分割したネットワークを相互に接続することができる。
レイヤ3スイッチは、CPUを用いたソフトウェア処理によりパケットを転送する。これに対し、ルータは、ASIC(特定用途向けIC)を用いたハードウェア処理によりパケットを転送する。このためレイヤ3スイッチは、一般に、ルータと比較して転送速度が遅い。
レイヤ3スイッチでは、RIPやOSPFといわれるルーティングプロトコルを用いることができる。
レイヤ2に対応したレイヤ3スイッチは、受信したフレームの送信元MACアドレスを読み取り、アドレステーブルに登録されているかどうかを検索し、登録されていない場合はアドレステーブルに登録する。
レイヤ2に対応したレイヤ3スイッチには、受信したフレームをMACアドレスに基づき中継するレイヤ2処理部と受信したパケットをIPアドレスに基づき中継するレイヤ3処理部がある。
解答 2

レイヤ3スイッチは、通常、ASIC(特定用途向けIC)を用いたハードウェア処理により高速にパケットを転送することができる。一方、一部のルータはCPUを用いたソフトウェア処理によりパケットを転送することもあるが、高性能なルータもASICを使用している。したがって、レイヤ3スイッチがルータと比較して転送速度が遅いという記述は誤りである。

他の選択肢に関しては、以下の通り正しい記述である。

  • ①レイヤ3スイッチは、VLAN間のルーティングを行うことができる。
  • ③レイヤ3スイッチは、RIPやOSPFなどのルーティングプロトコルをサポートしている。
  • ④レイヤ2の機能も持つレイヤ3スイッチは、MACアドレステーブルを使用してフレームの転送を行う。
  • ⑤レイヤ2とレイヤ3の両方の機能を持つレイヤ3スイッチは、MACアドレスとIPアドレスの両方に基づいてデータを転送することができる。
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