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【技術】《トラヒック理論》(R3第2回-問5(2))総合呼損率について

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

公衆交換電話網(PSTN)において一つの呼の接続が完了するためには、一般に、複数の交換機で出線選択を繰り返す。呼が経由するn台の交換機の出線選択時の呼損率をそれぞれ$B_1、B_2、…、B_n$とすれば、正起呼がいずれかの交換機で出線全話中に遭遇する確率、すなわち、総合呼損率は、$\boxed{   }$の式で表される。

$1-(1-B_1)(1-B_2)…(1-B_n)$
$\displaystyle \frac{1}{n} \sum_{k=1}^n (1-B_k)$
$1-\displaystyle \sum_{k=1}^n B_k$
$1-B_n n!$
$\displaystyle 1-\frac{1}{n} \sum_{k=1}^n (1-B_k)$
解答 1

呼が経由するn台の交換機の出線選択時の呼損率をそれぞれ$B_1$,$B_2$,…,$B_n$とすると、運ばれた呼量の割合は(1ー呼損率)であるため、正起呼が各交換機で、呼損とならずに次の交換機に運ばれる呼の割合は(1ー$B_x$)となる。また、呼がすべての交換機を通って運ばれる割合は、(1-$B_1$)(1-$B_2$)…(1-$B_n$)となります。呼損率は、(1ー運ばれる呼の割合)であるため、呼がいずれかの交換機で出線全話中に呼損に遭遇する確率、すなわち、総合呼損率は以下となる。

$$1-(1-B_1)(1-B_2)…(1-B_n)$$

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