PR

【技術】《端末設備の技術》(R4-第1回-問2(5))無線LANについて

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

IEEE802.11標準の無線LANの環境において、同一アクセスポイント(AP)配下に無線端末(STA)1とSTA2があり、障害物によってSTA1とSTA2との間でキャリアセンスが有効に機能しない隠れ端末問題の解決策として、APは、送信をしようとしているSTA1からの$\boxed{   }$信号を受けるとCTS信号をSTA1に送信するが、このCTS信号波、STA2も受信できるので、STA2はNAV期間だけ送信を待つことにより衝突を防止する対策が採られている。

CFP
NAK
REQ
RTS
FFT
解答 4

CSMA/CAについて:
無線LANの通信では、複数の端末が同時にデータを送信すると、データが衝突して通信がうまく行われなくなる可能性があります。これを防ぐために、CSMA/CAという方式が使われています。この方式では、端末はデータを送信する前に、他の端末がデータを送信していないかを確認します。

RTSとCTSについて:
STA1がデータを送信したい場合、まずRTS(Request To Send)信号をAPに送ります。これは「データを送信したいので、許可してください」という要求のようなものです。APはこの要求を受け取ると、CTS(Clear To Send)信号をSTA1に返します。これは「データの送信を許可します」という返答のようなものです。

しかし、STA2はSTA1のRTS信号を受信できない場合があります。このような場合、STA2はSTA1がデータを送信していることを知らないため、データの衝突が起こる可能性があります。しかし、STA2はAPからのCTS信号は受信できるので、このCTS信号を受け取ることで、STA1がデータを送信していることを知ることができます。そして、CTS信号に含まれるNAV期間の間、STA2はデータの送信を停止します。これにより、データの衝突を防ぐことができます。

タイトルとURLをコピーしました