問題
次の文章の$\boxed{ }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
IP電話の音声品質に影響を与えるIPパケットの転送遅延は、端末間の伝送路の物理的な距離による伝送遅延と、ルータなどにおける$\boxed{ }$による遅延が主な要因となる。
| ① | セッション管理 |
| ② | モニタリング |
| ③ | エコー |
| ④ | キューイング |
| ⑤ | 圧縮/伸張 |
正解 4
IP電話の音声品質に影響を与える要因として、IPパケットの転送遅延が挙げられる。この転送遅延は主に以下の2つの要因に起因する。
- 端末間の伝送路の物理的な距離による伝送遅延: これは、信号が物理的なメディア(例:光ファイバーや無線)を伝播するのにかかる時間を指す。
- ルータやスイッチにおけるキューイング遅延: これは、パケットがルータやスイッチのバッファ(キュー)に一時的に保持される時間を指す。ネットワークの混雑状態や、その他の理由で、パケットは一時的にキューに格納され、順番が来るのを待つことがある。この待ち時間がキューイング遅延である。
したがって、選択肢の中で最も適したものは④「キューイング」である。
ポイント
- IP電話の遅延要因:
- 物理的な伝送距離による「伝送遅延」、ルータ内でのパケット処理による「処理遅延」、そして混雑時にルータのバッファで待たされる「キューイング遅延」が主要因です。
- 品質への影響:
- キューイング遅延が大きくなりすぎると、音声の遅れや途切れ(パケットロス)が発生し、通話品質が著しく低下します。
重要語句
| 用語 | 解説・特徴 |
| キューイング (Queueing) | ルータ等のバッファにパケットを一時的に溜めて、送信の順番待ちをさせる処理。混雑時に遅延の原因となる。 |
| 伝送遅延 | 信号が物理的な通信回線を伝播する際にかかる時間的遅れ。距離に比例して長くなる。 |
| パケットロス | 回線の混雑やバッファ溢れなどにより、データ(パケット)が目的地に届かずに途中で破棄される現象。 |

