問題
次の文章の$\boxed{ }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
GE-PONシステムでは、1心の光ファイバで上り方向と下り方向の信号を同時に送受信するために、上りと下りで異なる波長の光信号を用いる$\boxed{ }$技術が用いられている。
| ① | ATM |
| ② | TDD |
| ③ | TDM |
| ④ | TDMA |
| ⑤ | WDM |
正解 5
GE-PONシステムにおける光信号の送受信技術に関する特性を以下のようにまとめます。
- WDM技術: WDM(Wavelength Division Multiplexing)は、1心の光ファイバを用いて複数の異なる波長の光を同時に伝送する技術です。これにより、1心の光ファイバで上り方向と下り方向の信号を同時に送受信することが可能となります。
- GE-PONシステムの信号割当て: GE-PONシステムでは、上り方向の光信号は1,310nm帯、下り方向の光信号は1,490nm帯を使用しています。これにより、上りと下りの信号を1心の光ファイバで同時に送受信することができます。
これらの解説を基に、選択肢を考慮すると、答えは⑤「WDM」となります。GE-PONシステムで上りと下りの信号を1心の光ファイバで同時に送受信する技術としてWDMが用いられているためです。
ポイント
- GE-PONにおけるWDMの利用:
- 1本の光ファイバで上り(1.31μm)と下り(1.49μm)の波長を分けることで、干渉せずに同時に送受信を行う。
- PONの上り・下り多重方式の違い:
- 下り方向: 局(OLT)から一斉送信(ブロードキャスト)し、時分割多重(TDM)で送られる。
- 上り方向: 複数ユーザー(ONU)からの衝突を防ぐため、時分割多重接続(TDMA)制御が行われる。
重要用語
| 用語 | 解説・特徴 |
| WDM | 波長分割多重。1本の光ファイバに異なる波長の光信号を複数載せて同時伝送する技術。 |
| GE-PON | IEEEで標準化された、最大1Gbpsの伝送速度を持つイーサネットベースのPONシステム。 |
| TDM / TDMA | 時分割多重 / 時分割多重接続。時間を細かく区切って複数の信号を1つの伝送路に割り当てる技術。 |
| OLT / ONU | OLTは局舎側の光ライン端末、ONUはユーザー宅内の光回線終端装置。 |

