問題
次の文章の$\boxed{ }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
トランジスタの静特性の一つである電流伝達特性は、エミッタ接地方式において、コレクターエミッタ間の電圧$V_{CE}$を一定に保ったときのベース電流$I_B$と$\boxed{ }$との関係を示したものである。
| ① | コレクタ電流$I_C$ |
| ② | ベース電圧$V_B$ |
| ③ | エミッタ電流$I_E$ |
| ④ | ベースーエミッタ間の電圧$V_{BE}$ |
正解 1
エミッタ接地回路における電流伝達特性とは、コレクターエミッタ間の電圧 $V_{CE}$ を一定に保った状態において、入力電流である「ベース電流 $I_B$」と、出力電流である「コレクタ電流 $I_C$」との関係を示したものです。
トランジスタの静特性

トランジスタ単体の電気特性(電圧ー電流特性等)を示したものを、静特性という。主に、エミッタ接地のものが用いられ、次の4種類がある。
トランジスタの静特性
①入力特性($I_B$ー$V_{BE}$特性)
②出力特性($I_C$ー$V_{CE}$特性)
③電流伝達特性($I_C$ー$I_B$特性)
④電圧帰還特性($V_{BE}$ー$V_{CE}$特性)
ポイント
エミッタ接地トランジスタの代表的な静特性の種類と関係性を整理して覚えておくことが重要です。
- 電流伝達特性:$V_{CE}$ 一定時の、ベース電流 $I_B$ と コレクタ電流 $I_C$ の関係。
- 入力特性:$V_{CE}$ 一定時の、ベース・エミッタ間電圧 $V_{BE}$ と ベース電流 $I_B$ の関係。
- 出力特性:$I_B$ 一定時の、コレクターエミッタ間電圧 $V_{CE}$ と コレクタ電流 $I_C$ の関係。
重要用語
| 用語 | 解説 |
| 電流伝達特性 | トランジスタの入力電流($I_B$)の変化に対して、出力電流($I_C$)がどのように変化するか(伝達されるか)を表す特性。 |
| 静特性(Static Characteristics) | トランジスタに直流電圧・電流を加えたときの、各端子間の電圧と電流の定常的な関係を表した特性。 |
| エミッタ接地方式 | エミッタ端子を回路の共通(接地)端子として利用する接続方式。電圧・電流ともに高い増幅率が得られる。 |

