【基礎】《電子回路》(R3-第1回-問2(3))トランジスタ増幅回路において

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

トランジスタ増幅回路において出力信号を取り出す場合、$\boxed{   }$を通して直流分をカットし、交流分のみを取り出す方法がある。

①抵抗
②コイル
③変調回路
④コンデンサ
⑤平滑回路
正解 4

コンデンサ(キャパシタ)は、直流電流を通さず(直流をカットする)、交流電流のみを通す(交流分を通過させる)という性質を持っています。

トランジスタ増幅回路において、動作に必要な直流バイアス成分を遮断し、増幅された信号(交流成分)のみを次の回路や出力端子へ取り出す目的で「結合コンデンサ(カップリングコンデンサ)」が用いられます。

結合コンデンサ(カップリングコンデンサ)

3-1-2-3A
図中のコンデンサを結合コンデンサ(カップリングコンデンサ)といい、直流成分を阻止し、交流成分のみを取り出す方法がある。

ポイント

受動素子(コンデンサとコイル)の直流・交流に対する特性の違いを対比して覚えておくことが重要です。

  • コンデンサ( $C$ ):直流を通さない(カットする) / 交流を通す(周波数が高いほど通しやすい)
  • コイル( $L$ ):直流をよく通す / 交流を通しにくい(周波数が高いほど通しにくい)
重要用語
用語解説
コンデンサ(Capacitor)電荷を蓄える素子。直流成分を遮断し、交流成分のみを通過させる性質(DCカット)を持つ。
結合コンデンサ(Coupling Capacitor)増幅回路などで前後の回路の直流バイアスに影響を与えずに、交流信号成分のみを伝達させるために挿入するコンデンサ。
平滑回路(Smoothing Circuit)整流回路で得られた脈流(波打つ直流)から交流成分を取り除き、滑らかな直流に変換する回路。
タイトルとURLをコピーしました