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【基礎】《電気回路》(R2-第2回-問1(4))正弦波交流電圧の実効値

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

正弦波交流の電圧において、実効値は$\boxed{   }$の$\frac{1}{\sqrt{2}}$倍である。

P-P値
最大値
最小値
皮相値
平均値
解答 2

実効値、平均値、波高率、波形率


(1)実効値
交流1周期にわたって、各瞬時値の2乗を平均し、平方根をとったものを交流の実効値といいます。
$V_{rms} = \sqrt{\frac{1}{T} \int_0^T v(t)^2 dt}$

上図では、実効値は$V_m/\sqrt{2}$となります。

(2)平均値
交流の1周期を単純に平均すると0になるので、交流の半周期について平均したものを平均値といいます。

$V_a = \frac{1}{(T/2)} \int_0^{T/2} v(t) dt$

上図では、平均値は$2V_m/\pi$となります。

(3)波高率
波高率は、最大値を実効値で割ります。最大値が実効値に対してどのくらいの割合かを示すものです。

波高率 = 最大値/実効値

正弦波交流では、約1.414となります。

(4)波形率
波形率は、実効値を平均値で割ります。平均値に対する実効値の割合です。

波形率 = 実効値/平均値

正弦波交流では、約1.11になります。

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