問題
次の文章の$\boxed{ }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
図に示す回路において、端子a-b間に52ボルトの交流電圧を加えたとき、抵抗Rに加わる電圧は、$\boxed{ }$ボルトである。

| ① | 24 |
| ② | 30 |
| ③ | 36 |
| ④ | 42 |
| ⑤ | 48 |
正解 5

上図のように、フェーザ図を用いると分かりやすい。
それぞれの素子に加わる電圧を記して計算していく。
コイルとコンデンサの合成リアクタンス$X_{LC}$は以下となる。
$$X_{LC} = 13 – 8 = 5 [\Omega]$$
よって、全体に流れる電流を$I$とすると、三平方の定理より$I$は以下となる。
$$V_R^2 + X_{LC}^2 = V^2$$
$$(12I)^2 + (5I)^2 = 52^2$$
$$13I = 52 なので I = 4$$
ゆえに、抵抗$R$に加わる電圧は以下となる。
$$V_R = 12 \times 4 = 48 [V]$$
ポイント
- リアクタンスの打ち消し合い: 誘導性リアクタンス $X_L$ と容量性リアクタンス $X_C$ は位相が相反するため、差分 $(X_C – X_L)$ または $(X_L – X_C)$ で計算します。
- 直角三角形の比率: インピーダンス計算で出やすい $5 : 12 : 13$ の直角三角形の比率を覚えておくと、三平方の定理の計算を素早く行えます。
重要用語
| 用語 | 解説 |
| インピーダンス | 交流回路における電流の流れにくさ(総合的な抵抗成分)を表す値。単位はオーム $[\Omega]$。 |
| RLC 直列回路 | 抵抗 $R$、コイル(誘導性リアクタンス $X_L$)、コンデンサ(容量性リアクタンス $X_C$)が一連に直列接続された交流回路。 |
| 誘導性リアクタンス | コイルが交流電流の流れを妨げる度合い。電流の位相を電圧より $90^\circ$ 遅らせる働きを持つ。 |

