キルヒホッフの法則
【第一法則】
電気回路の任意の点での電流の和は０である
$$I_1 + I_2 – I_3 – I_4 = 0$$
【第二法則】
閉回路の中を一周するときの電圧の和は０である
$$V_1 – V_2 – V_3 – V_4 = 0$$
発見者：ダツタフ・ロバート・キルヒホッフ（ドイツ：1824-1887）
電流の分配と電圧の総和
キルヒホッフが発見した第一法則は「電流の流れる枝分かれ点では、入る電流と出る電流の量が等しい」というものでした。電流が流れるときに、電流は量を変えずに分配されることを示しています。第二法則は「閉回路を流れる電圧の総和は、各部分の抵抗値と電流の積の総和に等しい」というものでした。電気回路において、電圧が分配されることを示しています。
キルヒホッフの法則は、電気回路における基本的な法則であり、現代の電気工学に欠かせないものです。
電気回路の基本
キルヒホッフの第一法則を利用することで、電流センサーを作ることができます。電流が流れる枝分かれ点では、入る電流と出る電流の量が等しいため、電流センサーを枝分かれ点に取り付けることで、電流の量を計測することができます。電流センサーは、回路の一部に接続され、電流が流れると、磁界が発生します。この磁界を検出することで、電流の量を計測することができます。
