問題
次の文章の$\boxed{ }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
1000BASE-Tでは、送信データを符号化した後、符号化された4組の5値情報を5段階の電圧に変換し、4対の撚り対線を用いて並列に伝送する$\boxed{ }$といわれる変調方式により伝送に必要な周波数帯域を抑制している。
| ① | 4B/5B |
| ② | 4D-PAM5 |
| ③ | 8B/10B |
| ④ | PAM5×5 |
| ⑤ | PAM16 |
正解 2
1000BASE-Tは、高速なイーサネット通信を実現するための技術の一つです。この技術では、8B1Q4という符号化方式を使用して、8ビットのデータビット列にエラー検出用の1ビットを追加して9ビットのシンボルに変換します。このシンボルは4組の信号から構成され、各信号は5値情報(-2, -1, 0, +1, +2)で表現されます。そして、この5値情報を5段階の電位(-1.0V, -0.5V, 0V, +0.5V, +1.0V)に変換する変調方式を4D-PAM5と呼びます。この変調方式により、4対の撚り対線を使用してデータを並列に伝送することができ、伝送に必要な周波数帯域を抑制することができます。
ポイント
- 4D-PAM5の特徴:
- 4D(4次元): 4対のツイストペアケーブルを同時に使用します。
- PAM5(5値パルス振幅変調): 各ペアで5段階の電圧レベル(-2, -1, 0, +1, +2)を用いてデータを伝送します。
- メリット:
- 1対あたり250 Mbps、計4対で合計1 Gbpsの伝送を行いつつ、マルチレベル変調によって信号の周波数帯域を低く抑えています。
重要語句
| 用語 | 解説・特徴 |
| 4D-PAM5 | 1000BASE-Tで採用されている、4対の線と5段階の電圧レベルを用いた多値振幅変調方式。 |
| 撚り対線 (ツイストペアケーブル) | ノイズを防ぐために2本の銅線をより合わせたケーブルで、1000BASE-Tでは4対すべてを双方向通信に利用する。 |
| PAM (Pulse Amplitude Modulation) | パルス状の信号の振幅(電圧の高さ)を変化させることで情報を伝える変調方式。 |

