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【技術】《接続工事の技術(Ⅱ)》(R4第1回-問10(3))職場の安全活動について

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

職場の安全活動などについて述べた次の記述のうち、正しいものは、$\boxed{   }$である。

ほう・れん・そう運動は、職場の小単位で現場の作業、設備及び環境をみながら、あるいはイラストを使用しながら、作業の中に潜む危険要因の摘出と対策について話し合いをする活動とされている。
指差呼称は、人の不注意や錯覚を無くし、安全意識(感受性)を高めるために、作業者どうしが互いに不安全行動を指差し、不安全点を声に出して指摘し合うこととされている。
フールプルーフによる安全対策は、OJT又はOFF-JTを活用して作業者による不適切な行為又は過失が生じないようにするものである。
作業者から報告されたヒヤリハットの事例は、事故の未然防止を図るために活用され、また、リスクアセスメントを実施する場合の危険性又は有害性を特定するための情報源としても有効であるとされている。
ツールボックスミーティング(TBM)では、1日の作業終了後に職場の小単位のグループで工具箱などの作業用機材の再点検が行われる。
解答 4

①「ほう・れん・そう」は「報告・連絡・相談」の略で、これは職場のコミュニケーションを円滑にするための基本的な考え方である。選択肢の記述は、現場の作業や設備、環境を見ながら、危険要因の摘出や対策について話し合う活動として「ほう・れん・そう運動」を説明しているが、これは正確ではない。

②指差呼称は、作業者が作業内容や操作を指差しながら声に出して確認することで、ミスや不注意を防ぐための手法である。したがって、この選択肢の記述は誤りである。

③フールプルーフは、設計や工程において、作業者のミスを防ぐための仕組みや装置を取り入れることを指す。OJTやOFF-JTとの直接的な関連はないため、この選択肢の記述は誤りである。

④ヒヤリハットの事例は、事故の未然防止やリスクアセスメントの情報源として活用されるとされているので、この選択肢の記述は正確である。

⑤ツールボックスミーティング(TBM)は、作業開始前に安全に関する話し合いや確認を行うミーティングであり、作業終了後の工具箱の再点検を目的としたものではない。したがって、この選択肢の記述は誤りである。

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