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【技術】《接続工事の技術(Ⅰ)》(R4第2回-問8(3))ポイント・ツー・マルチポイントについて

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける、ポイント・ツー・マルチポイント構成について述べた次の記述のうち、正しいものは、$\boxed{   }$である。

ポイント・ツー・マルチポイント構成におけるバス配線上の1台のTAに接続できるアナログ受話機数は1台のみである。
短距離受動バス配線構成におけるNTからの最大線路長は、線路の特性インピーダンスの値に関係なく、100メートルである。
短距離受動バス配線構成に接続可能なTAの最大数は、延長受動バス配線構成に接続可能なTAの最大数より大きい。
バス配線上の接続用ジャックとTEとの間に用いられる接続コードのモジュラプラグは、挿抜が容易でなければならないため、引っ張っても抜けにくいラッチ機構を有していないものが用いられる。
バス配線に多対カッド形ケーブルを用いてアナログ電話回線の配線と混在利用する場合、アナログ電話回線からのインパルス性雑音を考慮し、基本インタフェース線のT線(1対)及びR線(1対)は、アナログ電話回線とカッド内に混在収容しないで同一カッド内収容とする。
解答 5

①:ポイント・ツー・マルチポイント構成では、バス配線上の1台のTAに接続できるアナログ受話機数は複数台可能であるため、この記述は誤り。

②:短距離受動バス配線構成におけるNTからの最大線路長は、線路の特性インピーダンスの値によって変わる可能性があるため、この記述は誤り。

③:短距離受動バス配線構成と延長受動バス配線構成の接続可能なTAの最大数についての比較は、具体的な数値や条件が示されていないため、この記述の正誤は判断できない。

④:誤り。モジュラプラグは、通常、挿入や抜き取りが容易であることが求められる。しかし、この選択肢では、挿抜が容易であるために、引っ張っても抜けにくいラッチ機構を持たないモジュラプラグが使用されると述べている。

⑤:バス配線に多対カッド形ケーブルを用いる場合、アナログ電話回線からのインパルス性雑音を考慮して、基本インタフェース線のT線やR線はアナログ電話回線とカッド内に混在収容しないで同一カッド内収容とする。この記述は、ISDNの基本的な配線の考慮点として正しい。アナログ電話回線からの雑音の影響を受けないように、T線やR線は別のカッドに収容することが推奨されている。

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