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【技術】《トラヒック理論》(R3第1回-問5(4))音声品質の劣化について

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

IP電話において、送信側からの音声パケットがIP網を経由して受信側に到着するときの音声パケットの到着間隔がばらつくことによる音声品質の劣化を低減するため、一般に、受信側のVoIPゲートウェイなどでは$\boxed{   }$機能が用いられる。

トンネリング
音声圧縮・伸張
非直線量子化
カプセル化
揺らぎ吸収
解答 5

IP電話における音声パケットの到着間隔のばらつきは、ネットワークの混雑状況やルーティングの変更などの要因によって生じる。このような到着間隔のばらつきは「ジッタ」とも呼ばれ、音声品質の劣化の原因となる。

  • 揺らぎ吸収機能は、受信側のVoIPゲートウェイや端末で、音声パケットの到着間隔のばらつきを吸収し、一定の間隔で音声データを再生するためのバッファ機能を持つ。これにより、音声の途切れや遅延を低減することができる。
  • ①トンネリングや④カプセル化は、データの転送方法に関する技術であり、音声品質の劣化を低減する目的で使用されるものではない。
  • ②音声圧縮・伸張は、音声データのサイズを変更する技術であり、ジッタの問題とは直接関係ない。
  • ③非直線量子化は、音声信号のデジタル化技術の一つで、ジッタの問題とは関係ない。
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