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【技術】《総合デジタル通信》(R3第2回-問3(3))非確認形情報転送モードについて

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける非確認形情報転送モードについて述べた次の二つの記述は、$\boxed{   }$。
A 非確認形情報転送モードでは、情報フレームの転送時に、誤り制御及びフロー制御が行われる。
B 非確認形情報転送モードは、ポイント・ツー・ポイントデータリンク及びポイント・ツー・マルチポイントデータリンクのどちらにも適用可能である。

Aのみ正しい
Bのみ正しい
AもBも正しい
AもBも正しくない
解答 2

ISDN基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ2プロトコル、LAPDには、情報転送の方法として確認形と非確認形の2つの手順が存在します。

Aに関して: 非確認形情報転送手順は、多数の端末に同じ情報を配信する場合に適しています。この手順では、情報フレームの送達確認や再送制御は行われません。情報はUIフレームという特定のフレームを使用して転送され、このフレームには順序番号がありません。もし伝送中に誤りが検出された場合、そのフレームは単に破棄され、誤り回復手順は行われません。さらに、フロー制御も実行されないため、Aの記述は正しくありません。

Bに関して: 非確認形情報転送手順は、情報が正確に相手端末に届いたかどうかをレイヤ2で確認しない方法です。この手順は、1対1の接続であるポイント・ツー・ポイントデータリンクだけでなく、1対多の接続であるポイント・ツー・マルチポイントデータリンクにも適用可能です。したがって、Bの記述は正しい。

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