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【技術】《端末設備の技術》(R2-第2回-問1(3))デジタル式PBXにおけるアナログ式内線回路の機能

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

デジタル式PBXにおけるアナログ式内線回路の機能について述べた次の二つの記述は、$\boxed{   }$。
A 内線回路は、発呼、着信応答、通話中などの内線の状態を検出するために、内線側のA線とB線とがループ状態にあるかどうかを監視する機能を有する。
B 内線回路は、内線側に接続されたアナログ電話機からのアナログ音声信号を時分割通話路に送出するためのデコーダの機能を有する。

Aのみ正しい
Bのみ正しい
AもBも正しい
AもBも正しくない
解答 1

A デジタル式PBXの内線番号は、その交換機の内線回路に収容されている。内線回路はBORSCHT(ボルシュト)と称する各種の機能をもつが、このうち、S(Supervision:直流ループ監視)機能は、内線電話機の直流ループ電流の有無を常時監視し、発呼、着信応答、通話中などの内線の状態を検出する。

B デジタル交換方式では、アナログ音声信号から元のアナログ信号に変換(A/D変換)し、時間スイッチにより交換接続を行った後、さらにデジタル信号から元のアナログ信号を復元して通話等を行う。デジタル時分割通話路は一方向性であり、信号を2線で双方向伝送することは容易ではないから、通話路(上り)と受話路(下り)を分離して伝送する。このため、デジタルPBXの内線回路には、ハイブリッド(Hybrid)といわれる2線ー4線の相互変換機能が必要になる。
 内線回路は、内線に接続されたアナログ電話機からのアナログ信号を2線ー4線変換した後、CODECの符号化(Coder)機能によりA/D変換して、時分割通話路に送出する。

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