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【基礎】《伝送理論》(R3-第1回-問4(4))接続点における電圧反射係数

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

図において、一方の通信線路の特性インピーダンスを$Z_{01}$、もう一方の通信線路の特性インピーダンスを$Z_{02}$とすると、その接続点における電圧反射係数は、$\boxed{   }$で求められる。

3-1-4-4
$\frac{Z_{01} – Z_{02}}{Z_{01} + Z_{02}}$
$\frac{Z_{02} – Z_{01}}{Z_{01} + Z_{02}}$
$\frac{2Z_{02}}{Z_{01} + Z_{02}}$
$\frac{2Z_{01}}{Z_{01} + Z_{02}}$
$\frac{Z_{01} Z_{02}}{Z_{01} + Z_{02}}$
解答 2

電圧反射係数、電流反射係数

図において、送信側の特性インピーダンスを$Z_1$、受信側の特性インピーダンスを$Z_2$とすると、以下の関係式が成り立つ。

$Z_1 = \frac{V_1}{I_1}$

$Z_2 = \frac{V_2}{I_2}$

線路Ⅰ、Ⅱの接続点でインピーダンスが異なると、入射波は透過波と反射波に分かれることになる。

(1)電圧反射係数
反射波の電圧$V_r$と入射波の電圧$V_1$の比を電圧反射係数といい、次式で表される。

電圧反射係数 $= \frac{V_r}{V_1} = \frac{Z_2 - Z_1}{Z_2 + Z_1} =$ -(マイナス) 電流反射係数

(2)電流反射係数
反射波の電流$I_r$と入射波の電流$I_1$の比を電流反射係数といい、次式で表される。

電流反射係数 $= \frac{I_r}{I_1} = \frac{Z_1 - Z_2}{Z_1 + Z_2} = - \frac{Z_2 - Z_1}{Z_2 + Z_1} =$ -(マイナス) 電圧反射係数

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