【技術】《ネットワーク技術》(R3-第2回-問4(3))ICMPv6について

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

ICMPv6について述べた次の二つの記述は、$\boxed{   }$。
A ICMPv6の情報メッセージでは、IPv6のアドレス自動構成に関する制御などを行うND(Neighbor Discovery)プロトコルやIPv6上でマルチキャストグループの制御などを行うMLD(Multicast Listener Discovery)プロトコルで使われるメッセージなどが定義されている。
B IETFのRFCでは、ICMPv6は、IPv6に不可欠な一部であり、全てのIPv6ノードは完全にICMPv6を実装しなければならないとされている。

①Aのみ正しい
②Bのみ正しい
③AもBも正しい
④AもBも正しくない
正解 3

ICMPv6(Internet Control Message Protocol version 6)は、IPv6のネットワークでのエラーメッセージや情報メッセージの伝達に使用されるプロトコルである。

Aについて: ICMPv6の情報メッセージには、ND(Neighbor Discovery)プロトコルやMLD(Multicast Listener Discovery)プロトコルで使用されるメッセージが含まれる。NDプロトコルはIPv6のアドレス自動構成や隣接ノードの到達可能性確認などの制御を行うためのものであり、MLDプロトコルはIPv6上でのマルチキャストグループの制御を行うためのものである。したがって、Aの記述は正しい。

Bについて: IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC(Request for Comments)では、ICMPv6はIPv6にとって不可欠な部分とされている。全てのIPv6ノードはICMPv6を完全に実装する必要があると明記されている。したがって、Bの記述も正しい。

以上の理由から、選択肢の中で最も適したものは③「AもBも正しい」である。

ポイント
  • ICMPv6の役割:
    • IPv4におけるICMPの機能(到達不能通知やエコー要求など)に加え、IPv6特有の近隣探索(ND)やマルチキャスト管理(MLD)を統合した中核プロトコルです。
  • 必須実装の原則:
    • IPv6では、ICMPv6はオプションではなく「必須」のプロトコルとして扱われます。
重要語句
用語解説・特徴
ICMPv6IPv6のエラー通知や制御を行う必須プロトコル。NDやMLDなどの下位機能を支える。
ND (Neighbor Discovery)IPv6におけるルータ探索やアドレス解決、重複アドレス検知(DAD)などを行う近隣探索プロトコル。
MLD (Multicast Listener Discovery)IPv6ルータが、同一セグメント上のホストが参加しているマルチキャストグループを把握するためのプロトコル。
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