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【技術】《接続工事の技術(Ⅱ)》(R3第1回-問10(2))UTPケーブルのコネクタ成端について

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

UTPケーブルへのコネクタ成端時に発生するトラブルなどについて述べた次の二つの記述は、$\boxed{   }$。
A 対の撚り戻しでは、長く撚りを戻すと、ツイストペアケーブルの基本性能である電磁誘導を打ち消し合う機能の低下による漏話特性の劣化、特性インピーダンスの変化による反射減衰量の規格値外れなどの原因となることがある。
B コネクタ成端時における結線の配列誤りには、ショートリンク、パーマネントリンク、スプリットペアなどがあり、これらは漏話特性の劣化、PoE機能が使えないなどの原因となることがある。

Aのみ正しい
Bのみ正しい
AもBも正しい
AもBも正しくない
解答 1

Aについて: ツイストペアケーブルは、電磁誘導を打ち消し合うためにペアの線を撚り合わせている。この撚りを長く戻すと、その機能が低下し、漏話特性の劣化や特性インピーダンスの変化が生じる可能性がある。このため、Aの記述は正しい。

Bについて: コネクタ成端時における結線の配列誤りに関する記述が誤っている。ショートリンクやパーマネントリンクは結線の配列誤りの結果として発生するトラブルではない。また、スプリットペアはツイストペアケーブルの結線の配列誤りの一例であるが、その結果としてのトラブルの詳細が正確には記述されていない。このため、Bの記述は正しくない。

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