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【技術】《トラヒック理論》(R4第1回-問5(5))IPv4について

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

優先制御や帯域保証に対応しているIPv4ベースのIP網において、IPv4ヘッダにおける$\boxed{   }$フィールドは、IPデータグラムの優先度や、データグラム転送における遅延、スループット、信頼性などのレベルを示している。

ID(Identification)
TTL(Time To Live)
PT(Payload Type)
ToS(Type of Service)
GFC(Generic Flow Control)
解答 4

IPv4ヘッダには「ToS(Type of Service)」フィールドが存在し、このフィールドはIPデータグラムの優先度や、転送における遅延、スループット、信頼性などのレベルを示すためのものである。優先制御や帯域保証などのQoS(Quality of Service)機能をサポートするために使用される。

具体的には、ToSフィールドは以下のように構成される:

  • 優先度(3ビット)
  • 遅延(Dビット)
  • スループット(Tビット)
  • 信頼性(Rビット)
  • 予約(2ビット)

他の選択肢に関しては、以下の通り:

  • ①ID(Identification): データグラムの識別子として使用される。
  • ②TTL(Time To Live): データグラムがネットワーク内で生きていることができる最大のホップ数を示す。
  • ③PT(Payload Type): この選択肢はIPv4ヘッダには存在しない。
  • ⑤GFC(Generic Flow Control): この選択肢はIPv4ヘッダには存在しない。ATMヘッダに関連するものである。

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