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【技術】《トラヒック理論》(R2第2回-問5(1))呼損率について

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

公衆交換電話網(PSTN)において一つの呼の接続が完了するためには、一般に、複数の交換機で出線選択を繰り返す。生起呼がどこかの交換機で出線全話中に遭遇する確率、すなわち、総合呼損率は、各交換機における出線選択時の呼損率が十分に小さければ、各交換機の呼損率の$\boxed{   }$にほぼ等しい。

最小値
平均値
最大値
解答 4

総合呼損率は、以下となる。

$$1-(1-B_1)(1-B_2)…(1-B_n)$$

上式を計算すると、$B_1$,$B_2$,…$B_n$は十分に小さいので、これらの積$B_1 B_2$,$B_1 B_n$,$B_2 B_n$などは無視できるほど小さくなるので、以下のように近似できる。

$$1-(1-B_1)(1-B_2)…(1-B_n) = 1 – (B_1 + B_2 +…+ B_n)$$

よって、各交換機の呼損率の和にほぼ等しいといえる。

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