【技術】《ネットワーク技術》(R4-第2回-問4(5))広域イーサネットについて

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

広域イーサネットなどについて述べた次の二つの記述は、$\boxed{   }$。
A IP-VPNがレイヤ3の機能をデータ転送の仕組みとして使用するのに対して、広域イーサネットはレイヤ2の機能をデータ転送の仕組みとして使用する。
B 広域イーサネットにおいて、ユーザは、EIGRP、IS-ISなどのルーティングプロトコルを利用できる。

Aのみ正しい
Bのみ正しい
AもBも正しい
AもBも正しくない
正解 3

A 正しい。IP-VPNはレイヤ3(ネットワーク層)の機能を使用してデータを転送します。これは、IPアドレスを基にデータのルーティングを行うためです。一方、広域イーサネットはレイヤ2(データリンク層)の機能を使用してデータを転送します。これは、MACアドレスを基にフレームの転送を行うためです。

B 正しい。広域イーサネットはMPLSネットワークを利用してイーサネットフレームを転送します。MPLSは「MultiProtocol Label Switching」の略で、ラベルベースのスイッチング技術を使用してデータを高速に転送します。この技術では、データの入口でラベルが付加され、このラベルを基にデータがネットワーク内を転送されます。広域イーサネットでは、このMPLS技術を利用して、イーサネットフレームを効率的に転送します。

ポイント
  • 広域イーサネットとIP-VPNの違い:
    • 広域イーサネット: レイヤ2(イーサネットフレーム)ベースで拠点間を接続し、ユーザが自由にルーティングやVLAN設計を行えるサービスです。
    • IP-VPN: レイヤ3(IPパケット)ベースで接続され、事業者の網側でルーティングを行ってデータを転送するサービスです。
  • ルーティングプロトコルの扱い:
    • 広域イーサネットはレイヤ2網であるため、ユーザ側機器間で直接ルーティングプロトコルを動かすのではなく、通常のスイッチドネットワークとして構築されます。
重要語句
用語解説・特徴
広域イーサネットユーザの拠点間をイーサネット(レイヤ2)インターフェースで直接結ぶ通信サービス。
IP-VPNMPLSなどの技術を利用し、IPパケット(レイヤ3)をルーティングして拠点間を安全に接続するVPNサービス。
レイヤ2 / レイヤ3OSI参照モデルにおける、データリンク層(MACアドレス制御)とネットワーク層(IPアドレス・ルーティング制御)の階層。
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