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【技術】《ネットワーク技術》(R2第2回-問4(4))光アクセスネットワークについて

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

光アクセスネットワークの設備構成などについて述べた次の記述のうち、誤っているものは、$\boxed{   }$である。

光アクセスネットワークの設備構成には、電気通信事業者のビルから集合住宅のMDF室などに設置された回線終端装置までの区間には光ファイバケーブルを使用し、MDF室などに設置されたVDSL集合装置から各戸への配線に既設の電話用の配線を利用する形態のものがある。
光アクセスネットワークには、OLTとONUの間に光信号を合・分波する光スプリッタを設置し、一つのOLTに複数のONUを接続する方式のものがある。
光アクセスネットワークには、波長分割多重伝送技術を使い、上り、下りで異なる波長の光信号を用いて、1心の光ファイバで上り、下りの信号を同時に送受信する全二重通信を行う方式のものがある。
電気通信事業者のビルから配線された光ファイバの1心を、分岐点において受動素子を用いて分岐し、個々のユーザにドロップ光ファイバケーブルを用いて配線する構成を採る方式はADSといわれる。
解答 4

① 正しい。VDSLは「Very-high-bit-rate Digital Subscriber Line」の略で、電話回線を利用して高速なデータ通信を行う技術の一つです。この方式では、光ファイバケーブルを大規模な集合住宅のMDF室まで敷設し、そこから各戸には既存の電話回線を利用してデータを送受信します。

② 正しい。PDS(PON)は「Passive Optical Network」の略で、受動的な光ネットワークを指します。この方式では、OLTと複数のONUの間に光スプリッタを設置して、一つのOLTから複数のONUへの通信を実現します。

③ 正しい。波長多重分割技術は、異なる波長の光を同時に一つの光ファイバを通して送受信する技術です。これにより、上りと下りの通信を同時に行うことができます。

④ ADSではなくPDS(PON)という方式で、光ファイバを複数のユーザと共有する方式を指します。

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