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【技術】《総合デジタル通信》(R4-第2回-問3(5))ISDN一次群速度

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

1.5メガビット/秒方式のISDN一次群速度ユーザ・網インタフェースを用いた通信の特徴などについて述べた次の記述のうち、正しいものは、$\boxed{   }$である。

最大12回線の電話回線として利用できる。
DSUは常時起動状態であるが、起動・停止手順を有している。
1フレームは、Fビットと64個のタイムスロットで構成されている。
伝送路符号として、B8ZS符号を用いている。
Dチャネルのチャネル速度は、16キロビット/秒である。
解答 4

① ISDN一次群速度ユーザ・網インタフェースは、23B+Dまたは24B+Dのチャネル構造をもち、情報チャネル(Bチャネル)が23本または24本である。このため、1本の物理回線上に最大23回線または24回線の電話回線をとることができ、デジタルPBXと組合せて利用する。

② 網側から端末に給電されることはないので、DSUの起動および停止を行う必要がなく、常時起動状態である。

③ フレームは、同期、保守、エラー検出用のFビットと、8ビットのタイムスロット24個で構成されている。

④ 正しい

⑤ Dチャネルビットは1フレームあたり8bitであり、これを125μs周期で伝送するので、Dチャネルのチャネル速度は、$8 / 125 = 64$kbit/s となる。ちなみに、基本ユーザ・網インタフェースでは、4bitを250μs周期で伝送するので、$4 / 250 = 16$kbit/s となる。

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