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【技術】《端末設備の技術》(R4-第2回-問1(1))アナログ電話機での通話

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

アナログ電話機での通話について述べた次の二つの記述は、$\boxed{   }$。
A 送話者自身の音声が、受話者側の受話器から送話器に音響的に回り込んで通話回線を経由して戻ってくることにより、送話者の受話器から遅れて聞こえる現象は、一般に、側音といわれる。
B 送話器から入った送話者自身の音声や室内騒音などが、電話機内部の通話回路及び受話回路を経て自分の耳に聞こえる現象は、一般に、回線エコーといわれる。

Aのみ正しい
Bのみ正しい
AもBも正しい
AもBも正しくない
解答 4

A 電話回線において、送話者の通話電流が受端側で反射し、時間的に遅れて送端側に戻り、通話に妨害を与える現象はエコー(反響)といわれる。エコーには受信者側の電話機で受話器(スピーカ)から送話器(マイクロホン)に音響的に回り込むことで起こる音響エコーと、伝送線路と電話機回路のインピーダンス不整合により通話信号が反射して起こる回線エコーがある。

B 送話者の音声や室内の騒音等が自分の送話器から入り、通話回路、受話器を経て自分の耳に戻ってくる音は、側音といわれる。側音は、電話による通話を明瞭なものとするため適度に必要があるが、これが大きすぎると送話者は自分の声が大きすぎると判断して小声で話したり、また、ハウリングを発生するなどの妨害となるので、適度に抑圧する必要がある。

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