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【基礎】《伝送技術》(R3-第1回-問5(4))デジタル回線の伝送品質

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

デジタル回線の伝送品質を評価する尺度のうち、1秒ごとに平均符号誤り率を測定し、平均符号誤り率が$1 \times 10^{-3}$を超える符号誤りの発生した秒の延べ時間(秒)が、稼働時間(秒)に占める割合を表したものは、$\boxed{   }$といわれる。

BER
%EFS
%SES
%ES
解答 3

%SESはデジタル回線の伝送品質を評価する尺度の一つです。1秒ごとに平均符号誤り率を測定し、平均符号誤り率が$1×10^{-3}$を超える符号誤りの発生した秒数が、稼働時間(秒)に占める割合を表します。

伝送品質の評価(デジタル回線)

デジタル伝送系における符号誤り時間率(一定レベルの符号誤り率を超える符号誤りの発生時間の全稼働時間に占める割合)を表す尺度には、%ES%SESなどがあります。

(1)%ES
1秒ごとに平均符号誤り率を測定し、平均符号誤り率が$1x10^{-3}$を超える符号誤りの発生した秒数が、稼働時間(秒)に占める割合を表します。%ESが高いほど伝送路上でのエラーが多くなっており、通信品質が低下していることを示します。データ伝送のように符号誤りを全く許容できない系の評価を行う場合にはこの%ESを尺度に用いるとよいです。

(2)%SES
1秒ごとに平均符号誤り率を測定し、平均符号誤り率が$1x10^{-3}$以上の場合にその秒数をカウントし、稼働時間(秒)に占める割合を表します。%SESが高いほど伝送路上でのエラーが多くなっており、通信品質が低下していることを示します。

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