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【基礎】《伝送理論》(R3-第1回-問4(3))接続点における巻線比

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

図において、通信線路1の特性インピーダンスが240オーム、通信線路2の特性インピーダンスが540オームのとき、巻線比($n_1$:$n_2$)が$\boxed{   }$の変成器を使うと、線路の接続点における反射損失はゼロとなる。ただし、変成器は理想的なものとする。

3-1-4-3
2:3
3:2
3:5
4:3
4:5
解答 1

変成器の巻線比を $n_1 : n_2$ とし、通信回線1のインピーダンスを $Z_1$ 、通信回線1のインピーダンスを $Z_2$ としたとき、反射損失がゼロとなるためには、以下の条件が成立する。

$$\frac{Z_1}{Z_2} = \left( \frac{n_1}{n_2} \right)^2$$

したがって、変成器の巻線比$n_1 :n_2$は以下となる。

$$\frac{n_1}{n_2} = \sqrt{\frac{Z_1}{Z_2}} = \sqrt{\frac{240}{540}} = \frac{2}{3}$$

$$n_1 : n_2 = 2 : 3$$

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