問題
次の文章の$\boxed{ }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
一様なメタリック線路の減衰定数は線路の一次定数により定まり、$\boxed{ }$によりその値が変化する。
① | 信号の位相 |
② | 信号の周波数 |
③ | 減衰ひずみ |
④ | 負荷インピーダンス |
⑤ | 信号の振幅 |
解答 2
減衰定数 $\alpha$、位相定数 $\beta$
伝送線路の特性は、伝搬定数$\gamma$、減衰定数$\alpha$、位相定数$\beta$、特性インピーダンス$Z_0$で表すことができ、これらの定数は2次定数という。
2次定数は、1次定数(導体抵抗$R$、自己インダクタンス$L$、静電容量$C$、漏れコンダクタンス$G$)によって表される。
・1次定数 … 導体抵抗$R$、自己インダクタンス$L$、静電容量$C$、漏れコンダクタンス$G$
・2次定数 … 伝搬定数$\gamma$、減衰定数$\alpha$、位相定数$\beta$、特性インピーダンス$Z_0$
長さ方向に一様な線路に沿った角周波数$\omega(=2\pi f)$[rad/s]の正弦波の伝搬を考えると、減衰定数$\alpha$や位相定数$\beta$は角周波数$\omega$によって表される。1次定数は線路に固有の値であるため、減衰定数$\alpha$や位相定数$\beta$は角周波数$\omega$により変化する。