【技術】《ネットワーク技術》(R4-第1回-問4(3))CATV網の通信規格

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

CATV網を利用する高速データ通信の規格であるDOCSIS3.1は、使用周波数帯の拡張、誤り訂正符号としてのLDPC符号の採用、多重化方式にマルチキャリア方式で周波数利用効率の高い$\boxed{   }$の採用などによって伝送速度の向上を図っている。

①CDMA
②FDMA
③OFDM
④TDMA
正解 3

DOCSIS3.1は、高速なデータ通信を実現するための規格の一つです。この規格では、伝送速度の向上を目指していくつかの技術的な改良が行われています。その中の一つとして「多重化方式」があり、この文脈での「多重化方式」とは、一つの通信チャネルを複数のサブチャネルに分割して、それぞれのサブチャネルで異なるデータを同時に送受信する技術のことを指します。

選択肢の中で、多重化方式として周波数利用効率の高いものは「OFDM」です。OFDMは「Orthogonal Frequency Division Multiplexing」の略で、直訳すると「直交周波数分割多重」になります。この技術は、一つの大きな帯域を複数の小さな帯域に分割し、それぞれの小さな帯域でデータを送受信することで、全体としてのデータ伝送速度を向上させるものです。

ポイント
  • DOCSIS 3.1の主な技術的特徴:
    • OFDM(直交周波数分割多重)の採用: 周波数利用効率が高く、ノイズに強いマルチキャリア伝送を行います。
    • LDPC符号: 誤り訂正符号に高性能なLDPC(Low-Density Parity-Check)符号を採用し、伝送品質を向上させています。
    • 拡張された周波数帯: 利用する周波数帯域を拡張し、下り最大10Gbpsクラスの超高速通信を可能にしています。
重要語句
用語解説・特徴
OFDM (Orthogonal Frequency Division Multiplexing)多数の直交するサブキャリア(搬送波)を用いてデータを分割・同時送信する高効率なマルチキャリア変調方式。
DOCSIS 3.1米国CableLabsが策定したCATVインターネットの高速通信規格。OFDMやLDPC符号を採用。
LDPC符号誤り訂正能力が非常に高いパリティ検査符号の一種で、ノイズの多い通信路でも正確なデータ復元を可能にする。
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