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【技術】《接続工事の技術(Ⅱ)》(R3第2回-問10(4))建設工事の出来高と原価について

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

図は、建設工事における一般的な施工出来高(X)と工事総原価(Y)の関係などを示したものである。図について述べた次の記述のうち、正しいものは、$\boxed{   }$である。ただし、P点は Y = aX(aは係数)と Y = X との交点を示し、$X_p$はP点での施工出来高を示す。

3-2-10-4
図中のFは直接費を示し、aXは間接費を示している。
三角形OPR内の領域$\alpha$は、経済的な施工速度で工事が実施され、利益が発生している範囲を示している。
三角形PQS内の領域$\beta$は、突貫工事により工事の施工品質が低下し、損失が発生している範囲を示している。
施工出来高が$X_p$における施工速度は、最低採算速度といわれ、採算のとれる状態にするためには、施工出来高を$X_p$より小さくする必要がある。
P点は損益分岐点といわれ、 Y = aX の線上において工事総原価と施工出来高が等しく、収支の差が0となる点である。
解答 5

Fは固定原価を示し、aXは変動原価を示している。

②三角形OPR内の領域$\alpha$は、施工出来高が工事原価を下回っていて、損失が発生している。

③三角形PQS内の領域$\beta$は、施工出来高が工事原価を上回っていて、利益が発生している。

④施工出来高が$X_p$における施工速度は、最低採算速度といわれ、採算のとれる状態にするためには、施工出来高を$X_p$より大きくする必要がある。

正しい。損益分岐点Pは収入と支出の額が同じになる点です。

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