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【技術】《接続工事の技術(Ⅱ)》(R3第1回-問9(4))OTDR法による不連続点での測定波形について

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

図は、JIS C 6823:2010光ファイバ損失試験方法におけるOTDR法による不連続点での測定波形の例を示したものである。この測定波形のBからEまでの区間は、$\boxed{   }$のOTDRでの測定波形を表示している。ただし、OTDR法による測定で必要なスプライス又はコネクタは、低挿入損失かつ低反射であり、OTDR接続コネクタでの初期反射を防ぐための反射制御器としてダミー光ファイバを使用している。また、測定に用いる光ファイバには、マイクロベンディングロスがないものとする。

3-1-9-4
被測定光ファイバの入力端から被測定光ファイバの終端まで
被測定光ファイバの入力端から被測定光ファイバの融着接続点まで
ダミー光ファイバの入力端から被測定光ファイバの入力端まで
ダミー光ファイバの出力端から被測定光ファイバの終端まで
ダミー光ファイバの出力端から被測定光ファイバの融着接続点まで
解答 4

図2の測定波形を参照すると、Bの位置では波形が上昇し、Eの位置では波形が減少しています。これは、光ファイバの始端と終端の反射を示すものと考えられます。また、文中に「OTDR接続コネクタでの初期反射を防ぐための反射制御器としてダミー光ファイバを使用している」との記述があることから、Bの位置はダミー光ファイバの終端、Eの位置は被測定光ファイバの終端を示していると推測されます。

したがって、BからEまでの区間は「ダミー光ファイバの出力端から被測定光ファイバの終端まで」と解釈できる。

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