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【基礎】《伝送技術》(R2-第2回-問5(2))光ファイバ通信の伝送方式について

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

光ファイバ通信などに用いられる伝送方式について述べた次の二つの記述は、$\boxed{   }$。
A 波長の異なる複数の光信号を多重化する方式は、WDM方式といわれる。
B 双方向多重伝送に用いられるTCMは、送信パルス列を時間的に圧縮し、空いた時間に反対方向からのパルス列を受信することにより双方向伝送を実現しており、ピンポン伝送ともいわれる。

Aのみ正しい
Bのみ正しい
AもBも正しい
AもBも正しくない
解答 3

WDM(Wavelength Division Multiplexing)は、光ファイバー通信において、複数の波長を使用して情報を伝送する技術です。複数の光信号を異なる波長に変換し、それらを同じ光ファイバー上で同時に伝送します。各波長は独立して扱われるため、異なるデータストリームを同時に伝送することができます。このため、WDMは高速かつ大容量のデータ通信に適しています。

TCM(Time Compression Multiplexing)は、送信側と受信側で同じ周波数帯域を共有して使用します。送信側では、一定の周期でパルス列を生成します。このパルス列は時間的に圧縮されて送信されます。一方、受信側では、反対方向からのパルス列が到達するまで待機し、空いた時間帯に自身のパルス列を送信します。このようにして、双方向通信が実現されます。

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