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【基礎】《伝送理論》(R3-第2回-問4(3))伝送路受端におけるSN比

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

図に示すアナログ方式の伝送路において、受端のインピーダンスZに加わる信号電力が25ミリワットで、同じ伝送路の無信号時の雑音電力が0.025ミリワットであるとき、この伝送路の受端におけるSN比は、$\boxed{   }$デシベルである。

3-2-4-3
10
15
20
30
60
解答 4

SN比(信号対雑音比)

雑音の大きさを表すものとして、受信電力と雑音電力との相対レベルを用いるものをSN比(信号対雑音比)という。

3-2-4-1
一般に、受信側において常に雑音電力が発生しているため、受信信号だけの電力を測定することはできない。そのため、これらの相対レベルで雑音の大きさを表すことにしている。このSN比が大きいほど通話品質は良いといえる。
信号送出時の受信側の信号電力を$P_S$、無信号時の受信側の雑音電力を$P_N$とすると、SN比(信号対雑音比)は以下の式で表される。

SN比 $ = 10 \log \frac{P_S}{P_N} = 10 \log P_S - 10 \log P_N $ [dB]

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