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【技術】《接続工事の技術(Ⅰ)》(R3第1回-問8(4))LAN配線のフィールドテストについて

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

平衡ケーブルを用いたLAN配線のフィールドテストなどについて述べた次の記述のうち、正しいものは、$\boxed{   }$である。

挿入損失は、対の遠端を短絡させ、対の近端にケーブルテスタを接続して測定した直流ループ抵抗により求められる。
電力和近端漏話減衰量は、任意の2対間において、1対を送信回線として、残りの1対を受信回線とし、送信回線の送信レベルを基準として、受信回線に漏れてくる近端側の受信レベルを測定することにより求められる。
反射減衰量は、入力信号の送信レベルを基準として、反射した信号レベルを測定することにより求められる。
伝搬遅延時間差は、任意の1対において、信号の周波数の違いによる伝搬遅延時間を測定することにより求められる。
ワイヤマップ試験は、高抵抗の接続を検出するために行う。
解答 3

平衡ケーブルを用いたLAN配線のフィールドテストに関する記述を確認します。

①の記述は、挿入損失を直流ループ抵抗により求めると述べていますが、挿入損失は信号の減衰量を示すもので、直流ループ抵抗により求められるものではありません。したがって、①は正しくない。

②の記述は、電力和近端漏話減衰量に関するものですが、近端漏話減衰量の測定方法としての記述が正確ではありません。したがって、②も正しくない。

③の記述は、反射減衰量に関するもので、入力信号の送信レベルを基準として、反射した信号レベルを測定することにより求められると述べています。この記述は正しい。

④の記述は、伝搬遅延時間差に関するものですが、伝搬遅延時間差の測定方法としての記述が正確ではありません。したがって、④も正しくない。

⑤の記述は、ワイヤマップ試験に関するものですが、ワイヤマップ試験の目的としての記述が正確ではありません。したがって、⑤も正しくない。

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