問題
次の文章の$\boxed{ }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける情報転送について述べた次の記述のうち、正しいものは、$\boxed{ }$である。
① | 非確認形情報転送手順は、ポイント・ツー・ポイントデータリンクには適用されない。 |
② | ポイント・ツー・マルチポイントデータリンクでは、上位レイヤからの情報はTEI管理手順によりUIフレームを用いて転送される。 |
③ | 同一バス配線上の複数端末が同時に連呼するとき、その複数端末に対応するTEIは、同一値が設定される。 |
④ | ポイント・ツー・マルチポイントデータリンクによる情報転送手順では、送出した情報フレームの速達確認を行っている。 |
⑤ | 確認形情報転送手順での情報フレームの転送において、フレームの送受信を制御するときは、フロー制御が行われる。 |
解答 5
ISDN基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ2には、ポイント・ツー・ポイントとポイント・ツー・マルチポイントの2つのデータリンクコネクションが存在します。
① 非確認形情報転送手順は、情報が正確に相手端末に届いたかどうかを確認しない手順です。これは、1対1の接続や1対多の接続の両方に適用可能です。
② イント・ツー・マルチポイントデータリンクでは、同じ情報を複数の端末に送信するため、送達確認や再送制御が困難です。そのため、非確認形情報転送手順が使用され、UIフレームを用いて情報が転送されます。
③ TEI(端末終端点識別子)は、TEの識別に使用され、TEごとに異なる値が設定される。このTEIの値により、フレームを送信したのがどのTEかを判別することができる。
④ ②に同じ
⑤ 正しい。確認形情報転送手順を使用すると、情報が正確に相手に届いたかどうかをレイヤ2で確認します。エラーが発生した場合には回復処理が行われます。この手順では、情報フレームに2つのシーケンス番号が付与され、これを使用して送達確認やフロー制御が行われます。