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【技術】《総合デジタル通信》(R2第2回-問3(4))情報転送について

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける情報転送について述べた次の記述のうち、正しいものは、$\boxed{   }$である。

非確認形情報転送手順は、ポイント・ツー・ポイントデータリンクには適用されない。
ポイント・ツー・マルチポイントデータリンクでは、上位レイヤからの情報はTEI管理手順によりUIフレームを用いて転送される。
同一バス配線上の複数端末が同時に連呼するとき、その複数端末に対応するTEIは、同一値が設定される。
ポイント・ツー・マルチポイントデータリンクによる情報転送手順では、送出した情報フレームの速達確認を行っている。
確認形情報転送手順での情報フレームの転送において、フレームの送受信を制御するときは、フロー制御が行われる。
解答 5

ISDN基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ2には、ポイント・ツー・ポイントとポイント・ツー・マルチポイントの2つのデータリンクコネクションが存在します。

① 非確認形情報転送手順は、情報が正確に相手端末に届いたかどうかを確認しない手順です。これは、1対1の接続や1対多の接続の両方に適用可能です。

② イント・ツー・マルチポイントデータリンクでは、同じ情報を複数の端末に送信するため、送達確認や再送制御が困難です。そのため、非確認形情報転送手順が使用され、UIフレームを用いて情報が転送されます。

③ TEI(端末終端点識別子)は、TEの識別に使用され、TEごとに異なる値が設定される。このTEIの値により、フレームを送信したのがどのTEかを判別することができる。

④ ②に同じ

⑤ 正しい。確認形情報転送手順を使用すると、情報が正確に相手に届いたかどうかをレイヤ2で確認します。エラーが発生した場合には回復処理が行われます。この手順では、情報フレームに2つのシーケンス番号が付与され、これを使用して送達確認やフロー制御が行われます。

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