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【基礎】《伝送理論》(H30-第2回-問4(4))信号のひずみ

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

伝送回路の入力と出力の信号電圧が比例関係にないために生ずる信号のひずみは、$\boxed{   }$ひずみといわれる。

群遅延
非直線
波形
位相
減衰
解答 2

信号のひずみ

入力側の信号が出力側へ正しく現れない現象をひずみという。信号をひずみなく伝送できるのは、伝送回路の減衰量が周波数とは無関係に一定で、かつ、位相変化が周波数に比例するときである。等化器(イコライザ)を挿入することにより、ひずみを減少させることができる。
ひずみには、次のような種類がある。

(1)減衰ひずみ
電気通信回線の減衰量が周波数によって異なるために生じる。

(2)位相ひずみ
信号は、無数の周波数成分で構成されているが、信号の伝搬時間が周波数によって異なると、送信側で同時入力した信号が受信側では時間的にずれて到着するため、位相ひずみが生じる。

(3)非直線ひずみ
電気通信回線の入力と出力の信号電圧が比例関係(直線関係)にないために生じるひずみ。

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