【技術】《接続工事の技術(Ⅱ)》(R3第2回-問9(1))OTDR法について

出典:一般財団法人日本データ通信協会 電気通信国家試験センター『工事担任者試験問題』より引用・作成

問題

 次の文章の$\boxed{   }$内に、選択肢の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

JIS C 6823:2010光ファイバ損失試験方法に規定するOTDR法について述べた次の二つの記述は、$\boxed{   }$。
A 短距離測定の場合、最適な分解能を与えるために、短いパルス幅が必要となる。長距離測定の場合、非線形現象の影響のない範囲内で光ピークパワーを大きくすることによってダイナミックレンジを大きくすることができる。
B 信号処理装置は、必要に応じて長時間の平均化処理をしようすることによって、信号対雑音比を向上することができる。

Aのみ正しい
Bのみ正しい
AもBも正しい
AもBも正しくない
正解 3

Aの記述において、短距離測定の際には短いパルス幅が必要とされるのは正しい。これは、短い距離での詳細な測定を行うために、高い分解能が求められるためである。また、長距離測定の場合、非線形現象の影響を受けない範囲で光ピークパワーを増加させることで、ダイナミックレンジを拡大することが可能である。

Bの記述では、信号処理装置が長時間の平均化処理を行うことで、信号対雑音比を向上させることができると述べられている。これは、平均化処理によって雑音の影響を低減し、信号の品質を向上させることができるため、正しい記述である。


ポイント
  • OTDR測定のパラメータ:パルス幅を短くすると分解能が上がりますがダイナミックレンジは狭くなり、パルス幅を長くすると長距離測定が可能になりますが分解能が低下するというトレードオフの関係があります。

重要用語
用語解説・特徴
OTDR (Optical Time Domain Reflectometer)光ファイバの一端からパルス光を入射し、後方散乱光やフレネル反射を測定して損失や故障点を検測する測定器。
ダイナミックレンジOTDRが測定可能な最大の損失(光の減衰量)の範囲を示す指標。
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